蔵王文学のみち 茂吉歌碑ガイドブック
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― 21 ―ふりがなたましいを はぐくみますと そびえたつ ざおうのやまの あさゆきげむり朗読たましひを育みますと聳えたつ△蔵王のやまの朝雪げむり意味われわれの精神を養い育んでくれて聳え立つ蔵王の山に、今朝は雪けむりが見える。美しくも心が引き締まる。小題「冬の光」11首の一つ(第1首)。疎開してくる前の年の歌。蔵王は心を育ててくれる山だと言っている。自分の魂はこの蔵王が育ててくれたのだと思っており、そこに朝雪けむりが立つのを見て感動している。小園(昭和19年)和歌の宿 わかまつや平成29年(2017)斉藤長右衞門(第36代)注釈出典場所建立年建立者アクセスはこちらから湯の歌碑たましひを育はぐくみますと聳えたつ蔵ざ王わうのやまの朝あさ雪ゆきげむり

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