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両所宮　狛犬

　境内には石造りの狛犬が二対ある。その中の二基は嘉永３年（1850年）５月建立されたもので、その台座には「通船安全五穀成就」と大きく彫られ、発願主、世話人９名と寄付者１１７名の名が刻んである。その中には、県内の豪商ばかりでなく、京都、大阪などの人が多数参加しており、江戸後期海路を通じての商業活動を知る貴重な資料といえる。